突っ込みはまかせて!お利口オウム

突っ込みはまかせて!お利口オウム

オウムを飼っているというと、たいていのひとはスゴーイって言う。
スゴーイのは珍しい、という意味かもしれない。なんてったって頭がいいだけじゃなく、しゃべれる。会話ができちゃう。
ウチの子はボケも突っ込みもいける。関西の鳥じゃないのに、すごい。私が水換えや新聞紙の交換をやり終わり、立ち上がると「おしっこ?おしっこにいく?」と聞いてくる。
かなり明瞭に大声で発音するので、知らない人に聞かれると恥ずかしい。
何故そんな言葉を覚えたのかわからない。もしかすると、子供のトイレトレーニングのときかもしれない。「チガウヨー、オシッコチガウヨー」と毎日言っているのに、そういうことは理解してくれない。

 

今日は水を替えていると、別のオウムが好きなエサを入れてもらえなかった腹いせに、水の入ったケースを激しくゆすぶって、その辺を水浸しにした。
「ダメでしょ!」と注意すると、悪戯をしたオウムは羽を膨らませ、甲高い声を出し威嚇してくる。大きい鳥なので、かなり迫力がある。
それを見ていた別のオウムが「あーあ、オコッテルよー!あーあ!あーあ!」と突っ込みを入れてくる。ちゃんと前後のやり取りを理解した上での突っ込みだ。
「そんなん、見たらわかるし!」思わず私も声を荒げてしまう。こういうとき、本当に憎たらしい。そこまでわかってるのなら「水に悪戯しちゃだめよねー」ぐらい言いなさいよもう。
世話が終わって部屋の中へ引っ込んでると、電話の音がする。
急いで電話のあるところへいっても、着信を知らせるランプはついていない。オウムのそっくりな鳴き真似だ。音の出所を確かめてから移動するべきだった。
「ちょっと!やめてって言ってるでしょ!」と怒ると、彼らは「ハハハハ!」と軽く笑ってごまかす。仕返しかもしれない。
オウムとの生活は、成長しないまま、小さいままの子供と一緒に暮らすようなものだ。こちらが大人にならなくちゃ!